自然の中で子供をたくましく育てよう。御槇の森を舞台に、子供たちを見守りながら、自然の中から感性を磨き、生きる力を引き出します。

12月度 活動報告

12月は15日(土)に開催しました。

この日は5家族10人の子供が参加しました。

10時に福田百貨店に集合し、

源池公園に移動。午前中は源池公園で遊びました。

 

 

12月の御槇ということで、

極寒の中、凍えながら遊ぶことになるかと思っていましたが、

この日は朝からすでに15℃もある暖かい日でした。

心配していた雨も朝までに降り止み、

日差しも射す中穏やかに遊ぶことができました。

 

 

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小さい子たちが岩で遊んでいます。

「あの岩がベッド」、「こっちの岩が台所」と言っていたので、

おままごとをしているようです。

二人で何か集めているようなので見てみると、

 

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落ち葉が並べられていました。

遊びは順次遷移します。

気合を入れて岩に登りはじめ、

 

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「すべりだい~♪♪」

と言って遊んでみたり、

 

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「とびおりれるもん!」

と言ってジャンプしていました。

 

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遊具なんてなくても、

岩ひとつあれば、

30分ぐらいは遊べるものです。

 

 

その頃、

大きい子たちは池のほとりの沼地で、

ドロドロになって遊んでいました。

一人の子が沼地に足を突っ込んでドロドロになり、

助けたと思ったら次の子がはまり、

結局みんなで入って泥遊びを楽しんだようです。

残念ながらそっちの写真はありません。

が、

 

遊び終わった後の様子は撮りました。

 

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長靴の中までドロドロになったので、

小川で「洗濯しよう!」と言って洗っていました。

 

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するとみんな集まってきて洗濯し始めていました。

さっきまで岩で遊んでいた子も、

「洗濯するの~♪」と言って長靴を洗っています。

(泥遊びしていないから汚れてないのに(笑))

 

普通なら、

「○○ちゃんの長靴は濡れてないから止めときなさい!」

と慌てて止めに入る場面だと思います。

 

ただし自然の学校の時は、

本人が周りの子と同じことをやりたいという気持ちを優先し、

そこはもう好きにやって貰います。

その結果寒かったら、

「次はやめとこう」と気付いてくれるでしょうし、

今回気付かなくてもそのうち自分で気付くでしょう。

 

まあ、

もっと年上の子供たちが、

12月に服を泥だらけにして遊んでいるくらいですから、

寒いうんぬんよりも、

結局楽しみたい気持ちの方が勝るかもしれません。

 

ちなみに最終形態はこうなりました↓↓↓

 

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風呂上がりのおじさんさながら、

野人化していきます。

 

 

 

さて、

今度は僕がある子に、

「リュックとってきて~。」

と、頼まれました。

 

「え?でもどのリュックかわかんないよ。」

と僕が言うと、他の子が、

 

「わたし、わかるからとってきてあげる~♪」

と言って取りに行ってくれます。

 

小学生くらいになれば、

「えー、やだー、めんどくさい。自分で取りに行ったらー?」

という反応だと思いますが、

小さい子は意外に人のために動くことを苦にしません。

というか何かやってあげるが好きです。

大人も見習いたいぐらいです。

そして人と同じことをするのが好きなので、

こういうことになります↓↓↓

 

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なぜか3人が取りに行く・・・。

こういうことは良くあります。

 

 

そうこうしていると、お昼ご飯の時間になりました。

今日は大人が6人だったので、

3名が引率に回り、

2名がお昼ご飯を作り、

初参加の家族のお母さん1名が、

子供が不安そうだったので、一緒に遊びに同行してもらいました。

 

ということで、

2名のお母さん方に、

"7分づき米と押し麦のおむすび"と、

"蒸かしイモ"を作って貰い、

お弁当箱に詰めて源池公園に届けてもらいました。

 

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お弁当が届いたら、

子供たちはそれぞれ思い思いの場所で食べます。

 

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この二人は、

お昼前から「一緒に食べよ~♪」と誘い合っていました。

 

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お弁当を食べ終わった子から、

また元気に遊び始めていました。

 

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みんな長い枝を拾って、

ちゃんばらみたいなことをしていました。

 

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なんか・・・強そうです。

 

 

別のところでは、

石をめくったらダンゴ虫がいることを発見!

 

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せっかく隠れていたダンゴ虫くんを、

12月の寒空の下にさらすのは少しかわいそうでしたが、

子供たちは興味深々だったようで、

一気にみんな集まってきました。

  

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午後からは源池公園近くの林道を歩きました。

年齢差が広いので、

年上の子たちは先に行って、

年下の子たちはゆっくりのペースになりました。

 

僕は年下の子たちを見ていましたが、

落ちているどんぐりや木の実を見つけては、

みんなで大喜びしていました。

 

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誰かが「どんぐり見つけた!」

というと、

「見せて見せてー!」と言って、

毎回みんなが集まってきます。

 

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一人の子が、

途中でお母さんのことを思い出したらしく、

「ママのところに行く!」

と言って、

先頭グループを引率していたママのところに向けて、

スタコラと歩いて行きました。

 

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よくこの山道をよ一人で歩いていくなぁと感心してしまいます。

 

 

折り返して戻ってきたお姉ちゃんと、

途中で出会いました。

 

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どうも拾った何かを見せ合っているようです。

手に持っている枝の大きさが、

歳の差を感じさせてくれます。

 

今日はこの辺で折り返して帰ることにしました。

帰りはさっきの3人が、仲良く手をつないで帰っていました。

 

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先に行ったグループは、

森の中で長いツタを見つけたようで、

切り取って、持って帰っていました。

源池公園に帰ってから、

そのツタを使って、

みんなで大縄跳びを楽しんでいました。

 

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ツタは格好の遊び道具ですね。

ただ縄跳びの縄と違ってゴツいので、

当たった時はたぶん痛そうでした(笑)

 

大人も子供もどんどん、

自然の中から遊び道具を見つけれるようになりたいですね。

 

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さて、

今月の自然の学校はこんな感じで終了です。

 

今回引率のお母さんと服装の話しになったのですが、

長袖長ズボン長靴は割に不便だという意見で一致しました。

重ね着をしてあったかい服をバッチリ着こんで来ても、

結局あっという間に袖や裾がドロドロ・ビチョビチョになり、

長靴の中も水浸しになるので、

直ぐに着替えることになりそうです。

 

7分丈くらいの袖や、

膝丈くらいのズボンに、

パッと洗えるサンダルを履いているくらいの方がいいんじゃないか、

という話になりました。

特に源池公園は水のあるところなので、

その方がいいかもしれません。 

 

「衣食住」が生活をする上での基礎と言いますが、

何を着るかの「衣」部分って、

ベストなチョイスをするのにはなかなか 

経験が要りますね。

 

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コメント(1)

ままはな :

服装の件、とっても参考になりました。
確かに、帰って子供の衣服を洗濯するとき『汚れる部分はいつも汚れるし、汚れにくいところはきれいなまんまだな~』と・・・。
ちょっと子供の意見も聞いて、今あるものに手を加えて次回は挑みたいと思います!
ありがとうございました。

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